GlossaryとDictionaryは、どちらも言葉の意味を説明するものだが、用途や対象範囲が異なる。
ドキュメント作成やプロジェクト管理で、どちらを作るべきか迷ったときの参考にまとめる。
比較表
| 項目 | Dictionary (辞書) | Glossary (用語集) |
|---|---|---|
| 対象範囲 | 言語全体(汎用的) | 特定の文書・プロジェクト・分野(限定的) |
| 主な目的 | 言葉の一般的な意味、発音、語源を知る | その文書・文脈で「どういう意味で使っているか」を定義する |
| 掲載される言葉 | 一般的な単語すべて | 専門用語、略語、その場限りの造語 |
| 作成者 | 言語学者、辞書編纂者 | 著者、プロジェクトメンバー |
| 例 | オックスフォード英語辞典、広辞苑 | 契約書の「定義」条項、技術書の巻末用語集 |
Glossaryの特徴
文脈依存
一般的な辞書の意味とは異なり、「このプロジェクトにおいて、“User”とは課金会員のことを指す(無料会員は含まない)」といったローカルルールを定義するために使われる。
場所
書籍の巻末や、技術仕様書の冒頭、契約書の第1条(定義)などに見られる。
語源
ギリシャ語のglōssa(舌、言葉)から来ており、古くは書物の余白に書かれた「難解な語の注釈(グロッサ)」を指す。
Dictionaryの特徴
普遍的
文脈に関係なく、その単語が持つ本来の意味、品詞、発音記号などを説明するもの。
場所
独立した書籍やオンラインサービスとして存在。
語源
ラテン語のdictio(話すこと、言葉)から。
まとめ
Glossaryは特定のプロジェクトや文書で使う用語を定義するもの。Dictionaryは言語全体をカバーする汎用的なもの。
ドキュメント作成では、Glossaryを用意しておくと、読者が用語の意味を統一的に理解できる。
hsb.horse